片頭痛の原因としては、何らかの理由で視床下部が刺激されて顔の感覚を脳に伝える神経に炎症が起こったり、脳の血管が急に拡張したりすることが考えられますが、じつははっきりとした原因は解明されていません。
脳の視床下部は自律神経、睡眠、食欲、女性ホルモンの分泌などをつかさどっていることから、寝不足や寝すぎ、空腹、疲労、ストレス、ストレスからの解放、大きな音、強い光、強いにおい、人混み、気圧や温度、温度変化、飲酒、喫煙、女性の月経や排卵や更年期など、日常生活の中のちょっとしたことが片頭痛を誘発するといわれています。
その他、電車の移動中に見る車窓の風景、乗り物の振動、血管の拡張や収縮を促すポリフェノールを含む食品(オリーブオイル、チーズ、赤ワイン)の摂りすぎも片頭痛の引き金になることがあります。