ギックリ腰は、椎間関節の障害によって起こるもので、いわば「腰の捻挫」です。
よくある症状は、
- 腰の下の方が抜けそうな感覚
- 少しの動きで激痛が走る
- 腰を後ろに反らしたり捻ったりした時に痛みが出やす
などがあります。
一般的には、重いものを持ち上げる、くしゃみをするなどの動作が引き金になることが多く、こうした動作によって関節包や靭帯が傷つき、痛みとともに炎症が生じます。
椎間関節は脊椎と椎間板という軟部組織からなっており、その周囲を筋肉が固定している状態です。
椎間板に炎症が出てくると脊椎が傾き出し、筋肉が緊張することで痛みは増していきます。
ギックリ腰が何度も起こると、椎間板にかかる圧力が大きくなって、腰椎椎間板ヘルニアを起こす原因にもなりますので注意が必要です。